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TVリポーター 藤村アスミ2 厳重拘束移送体験編

第2部 1 「どうですか?その着心地は」 背後からの声。 女性看守・大倉の問いかけだった。 完全に革の匂いに酔っていたアスミは、その瞬間、我に返った。 慌てて拘束衣を脱ぎ下ろし、必死にその場を取り繕う。 動揺を隠そうとする努力もむなしく、うまく口が回らない。 「え、い、いや、その・・・・・すみま、せん・・・え、と、これを実際に身に着けると、どんな感じなのかなって、そう、思ったので試しに、」 この状況。どの...

囚人服 外崎香織編 TVリポーター藤村アスミ視点編

2  「所内での取材時には、わたし達と同様の服装をしてもらいます」 そういわれて、アスミは素直に看守の制服を身に着けた。 短めの上衣、厚地のタイトスカート。そしてぴっちりとした革のブーツを履く。 制帽を目深に被り、貸与された装具も看守たちと同様にセッティングする。 収容されている囚人に、不安や動揺を与えないための措置だという。 アスミは複雑な気持ちだった。 自分が看守の姿になることは、予想していなかった...

TVリポーター 藤村アスミ2 外崎香織視点

1 「囚人番号0028番、外崎香織、第1姿勢の解除を許可します」  間隔の狭い鉄の格子扉越しに姿を見せた女看守が、抑揚のないつまらぬ声で、 きわめて事務的な命令をわたしに与える。  第1姿勢とは、監房内点検の時にわたしたち囚人が取らなければならない姿勢のこと。 両脚を軽く開き、寝台に浅く腰掛けて、両手は長めの手錠の鎖をピンと張り、胸の前で掌を開くことを強制される。 わたしの着せられている粗末な囚人服は、...

TVリポーター 藤村アスミ2 撮影取材編

前回のTV取材話の続編という形です。 序 「お~い、アスミちゃん!」 定例の打ち合わせを終え、会議室から出てきたばかりの藤村アスミに、一人のサングラスの男が声をかけた。 「あ、織部さん、おはようございます」 入社2年目。最近はナチュラルなメイクを心がけ、少しだけ大人の余裕も見られるようになったアスミは、 先輩ディレクターの織部に軽く会釈をして自分の席に着いた。 長い髪を丁寧に束ね、かっちりとしたスーツに...

TVリポーター 藤村アスミ1 楢原琴羽編

「今日は、ここ月片刑務所内で毎日厳しい日常を送る女囚たちに、 刑務所から特別の許可をもらい、取材ができることとなりました!」 学生っぽさの残る、初々しい仕種の若い女性レポーターが重厚な分厚い獄扉の前に立ち、 最初の一声を発した。 「カット!・・・OKです。この調子でいきましょう。」 スタッフがすかさず手をかざし、合図送る。 TV番組の取材。 この手の刑務所レポートは、一部のコアなファンから根強い人気があ...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫9 朝の準備&懲罰 鮎川視点編

9 激しく鳴り響くベルの音とともに、目を覚ました。 間髪を入れずに、定時巡回開始の号令がかかる。 わたしは、鎖に繋がれた体を起こし、昨日教えられた通りの『第一姿勢』をとる。 第一姿勢というのは、刑務官が監房棟内を巡回するときに取らなければならない、 チェック用の基本姿勢のことだ。 鉄格子に対して正面を向いた状態で独房内のベッドに浅く腰掛け、 手枷の施錠部分が確認できるように両手を腿の上に置く。 そして腿は...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫8 朝の準備  刑務官視点編

8 新入検査房は、ここへ移監となった囚人が最初の一定期間に入る独房。 その期間に、少女囚たちは各々の性格・体力・知能指数などを判定され、それぞれに最適な処遇を決定される。 私は、同期の早瀬とともに、新入少女囚の調査票に目を通していた。 移送こそ担当したものの、その後すぐに丸一日の休暇をいただいていたので、 本格的に彼女たちと向かい合うのは今日が初めてとなる。 昨日から連続勤務の早瀬に、一歩出し抜かれた気...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫7 3つの拘束衣説明後就寝編

7 「今日はもう時間が遅いので、そのまま就寝衣を着てもらうから」 後ろ手錠はそのまま、床に繋がれていた足枷の鎖だけが外された。 再び厳格な刑務官の顔に戻った早瀬さんは、そのまま私を監房の外に連れ出した。 長い回廊をゆっくりと歩かされる。 この厳重拘禁棟も、私たち囚人の歩く場所と刑務官の歩く場所は明確に分離されていた。 もちろん私たちに許されたのはクリーム色のリノリウム材に覆われた床。 暑い季節とはいえ、...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫6 緊縛解除 就寝準備編

6 わたしが縄を解かれたのは検査房に戻されてからだった。 幾本もの縄跡が走る。素肌に仄赤い文様が刻み込まれているかのようだ。 見た目にはかなり痛々しい。というか実際に痛い。 後ろ手に縛り上げられていた両腕には、まだ微かに痺れが残っている。 だけど、早瀬さんは緊縛の心得にかなりの自信があるらしく、 血流を止めたり、神経に差し障るような危険な縛り方はしていないそうだ。 長時間、なんとか耐えることのできる程度...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫5 黒縄緊縛股縄編

5 「移送囚4名、出ます!!」 葛城さんの声が響いた。 移送囚とはわたしたちのこと。 護送車、航空機、そしてまた護送車。 辛い「長旅」だった。 特に空港を降りてからの護送が大変だった。 ろくに睡眠も食事も与えられない状況で、姿勢を維持するというのには無理がある。 気をつけていたけれど、何度も管理プラグの「お世話」になってしまった。 回数が増えるたびに、作動時間も長くなっているようで、 ついさっきの懲罰では、...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫編4 刑務官視点

4 きつい任務だった。 初めての囚人護送。しかも、厳重拘禁囚。 ようやく彼女たちを航空機から降ろし、護送車両に収容するところまで終えることができた。 あとは刑務所まで数時間。 扱う囚人は全員が少女だとはいえ、それなりの罪を犯し、厳重拘禁に処されている連中だ。 何が起こるかわからない。 その戒護にあたっては、細心の注意を常に払わなければならなかった。 研修を終え、配属されたばかりでの大仕事。 経験豊かな先輩...

午後囚人服7 鮎川壬姫3 護送車内編

3 護送車両はゆっくりと動き出した。 刑務所の門をくぐり抜け、夜の帳の降りきった郊外の道路を走る。 新監獄の刑務官であるという葛城さんに命じられたとおり、 わたしは鎖につながれ、保護ブーツに包まれた両脚を指定された場所に置き、 唯一見ることを許された一点の目印を見つめ続ける。 常にカメラと膣プラグ内の発信器で監視され続けられているため、 一瞬の気の緩みすら許されない状況だ。 それでも、時折車両の挙動で姿勢...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫 厳重拘禁棟移送準備(仮)編

2 懲罰房に戻されたわたしを最初に待ってたのは、 今までとはまったく違う囚人服への着替えだった。 「あなたには、これからこの『緊身衣』を装着してもらいます」 ワンピース型の囚人服は脱がされ、もうすでに回収されている。 全裸にされたわたしは、夏場の熱気がこもる地下監房でへたりこんだ。 刑務官が突き出したのは、禍々しく光る黒革で作られた全身スーツ状の服。 『緊身衣』という名称から、私が良く着せられていた拘束...

厳重拘禁囚 鮎川壬姫編1

1 移送を告げられたのは早朝だった。 いつもの検身と房内点検が終わり、朝食の配給を受ける前に呼び出しがかかった。 「鮎川壬姫さん、重要な連絡があります。すぐ所長室へ」 普段からわたしを番号で乱暴に呼びつけ、高圧的に接することしかなかった刑務官の言葉。 その態度に妙な違和感を感じながらも、ここは素直に応じるしかない。 何しろ、今まさに私は「懲罰中」の身だったから。 難癖を付けられる態度はとらないのが最も賢...

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周栗移夢

Author:周栗移夢
緊縛・拘束・縄・枷・轡にピンときましたら
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